自分の人生は自分で決める。
そんなのあたりまえでしょう。
と思うかもしませんが、日々の暮らしの中で意識的に自分で決断していますか?
今日は何を着るか、何を食べるか、毎日の習慣は無意識に自分で決めているかもしれませんが、習慣から離れると「誰かに決めてもらう」クセがついていることってよくあります。
Contents
「自分で選べない」「自分で決められない」という思考のクセを認識する
私は仕事をしていてあるとき気になったことがありました。
私:「では次のミーティングどうします?」
A :「ええと、参加者のスケジュールは明日午前11時と午後2時が空いてます」
私:「みなさん都合はいかがですか?」
A :「私はどちらでもOKです」
B :「私もです」
C :「ちょっと午前立て込んでいるのでもしかすると少し遅れるかもしれません」
私:「わかりました。では午後のほうがよさそうですね。2時にしましょうか?」
C :「はい。ありがとうございます。」
A :「午後2時で了解しました」
B :「午後2時承知しました」
よくある光景ですよね。
これ、決まるまで10回やりとりが発生しています。
私の会社では全社員のスケジュールがGoogleカレンダーで把握できるので、こんな時間をかける必要はないのでは?と疑問に思いあるとき言葉を変えてみました。
私:「では次のミーティングですが…(カレンダーを確認)
参加者のスケジュールが空いている明日午前11時にしましょう。」
A :「了解しました」
B :「承知しました」
C :「了解です」
4回で終了!
あれ?でもCさん午前立て込んでるんではなかったっけ?
そうですよね。Cさんは午前だと少し遅れるかも、と言ってました。
Cさんにどんな変化があったのでしょう?
自分で決めるのは抵抗があるから無意識に「誰かに決定してもらいたい」気持ちが隠れていませんか?
私:「みなさん都合はいかがですか?」
C :「ああ、午前中にあれをやらないと。どちらかといえば午後のほうがいいな…」
「でも私の都合を押し付けるのは気がひけるから少し遅れるかもと伝えておこう」
Cさんは午後のほうがよいという気持ちはあっても明言せず、事情だけ伝えて判断を任せました。私はというと、参加者の空き時間を把握していたのにみんなに判断を任せました。
私:「参加者のスケジュールが空いている明日午前11時にしましょう」
C :「ああ、午前中にあれをやらないと。でも11時でみんなOKしてるな…」
「私の都合を押し付けるのは気がひけるからなんとか片付けてしまおう」
Cさんは午後のほうがよいという気持ちはあっても周囲の状況から午前に参加しようと自分で決めました。私はというと、参加者の空き時間は把握していたので、効率よく早めに終えたいと11時にすると自分で決めました。
ふたつの違いは「だれかに決定してもらう」か「自分で決めるか」。
私がみんなにたずねまわることなく空き時間から判断して自分で決めたことで、Cさんも自己の判断を放棄せず自分で決める行動に変わりました。
ボールのたらい回しからパス&シュートという最短の決断ができたのです。
大袈裟に聞こえるかもしれませんがあえて疑問を持たなければただの日常のひとコマです。
でもよく観察してみると相手に判断を委ねていることよくありませんか?
「自分で決めるのは抵抗がある」
「できれば自分で決めたくない。責任を負いたくない。」
そんな気持ちが隠れているかもしれません。
小さな「覚悟」を決める練習を重ねていけば、自分の人生を自分で決めることができる
仕事で相手にボールを投げて判断を待つ。
プライベートで友人やママ友にボールを投げて顔色を伺い反応を待つ。
小さいことかもしれませんが、そのような習慣を続けていると無意識のうちに「決定権」を相手に委ねるクセがついてしまいます。相手を気遣ったり遠慮したりしているつもりかもしれませんが、実は自分で決めるのが怖い。うまくいかなかったら誰かのせいにできる余白を持たせたい。できるかぎり「責任」から離れて安全圏にいたい。
そうやって生きるのは楽かもしれません。断言するって思いのほか勇気がいるもの。
でも日々の積み重ねが人生になっていくのだから自分の人生に他人が踏み込んでくるリスクは少しでも減らしたいと思いませんか?
そう思ったら今日から小さなことでも自分の意思を伝える言葉に変えていきましょう。
「~と思うんだけどどうかな…?」→「では~にしましょう。」
周りが決定してくれるのを待つのではなく自分から決断してみる。
決断のボールを相手に渡したい気持ちをぐっと堪えてボールを受け止めてみる。
こうして小さな「覚悟」を決める練習をこつこつと重ねていくとどうなると思いますか?
あっちがよかったかな?こっちがよかったかな?って迷わなくなります。
もっとよいものがあるかも…。よい人がいるかも…。とチャンスを逃すことがなくなります。
占いに頼らなくても自分を信じて未来を決めていけるようになります。
周りのひとがあなたの決断を支持してくれるようになります。
なぜなら多くの人は誰かが決断してくれるのを待ってるから。
「ああよかった。決めてくれた。」って思うから。
あなたが決めた選択を尊重してください。
あなたが決めた覚悟を育ててください。
まず言葉を意識的に変えて、どんなに小さなことでも自分で決める訓練をしましょう。
それは人生のハンドルを他人に渡さず、自分で自由にコントロールすることに繋がります。
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