海外に住んでいたり、お子さんが海外留学で定期送金が必要な方は送金手数料が気になりますよね。なるべく手数料をかけずに海外へ送金したい!とみなさん考えられていると思います。

私は海外送金をするときには、画期的なオンライン国際送金サービス「TransferWise(トランスファーワイズ)」を利用しています。これは本当に素晴らしいシステムなので興味がある方は初回手数料がお得になる登録方法をご案内していますのでご覧くださいね。
>>[海外送金]TransferWiseは隠れコストなし!手数料が明瞭すぎる

しかし、トランスファーワイズを知る前は、ゆうちょ銀行を利用していました。
銀行と比べてもゆうちょ銀行の国際送金は手数料が一律でよいと感じたことが理由です。

このゆうちょ銀行の国際送金が2018年5月の料金改定で一律2,500円の手数料が2倍も値上がりすることに…。

新たなサービスに伴う変更になりますので、ゆうちょ窓口から国際送金をご利用されていた方はぜひ一度目を通してみてくださいね。

ゆうちょ銀行国際送金(窓口)の手数料が2倍に!?

ゆうちょ銀行の窓口での国際送金は2018年5月7日より料金が改定になります。

口座間送金:2,500円→4,000円に値上げ
※「口座間送金」とは、総合口座から直接、海外にいる受取人の口座に入金する方法です。

口座あて送金:2,500円→5,000円に値上げ
※「口座あて送金」とは窓口で現金を渡して海外にいる受取人の口座に入金する方法です。

国際送金(窓口取り扱い)の料金改定参照:「ゆうちょダイレクト国際送金」の開始および国際送金の料金改定について

これ、かなりの値上げですよね!?
ゆうちょ銀行の国際送金は他の銀行に比べてお得~とはもう言えなくなってしまいます。

また、手数料が値上げになるうえに、「口座あて送金」には上限額が設定されるようです。
参照:2018年4月23日 口座あて送金の上限額の設定について(国際送金)

手数料の値上げや送金上限を定めてくるあたり、「なるべく窓口では国際送金しないでね~!」という強気メッセージがひしひしと伝わってきます…。

新サービス「ゆうちょダイレクト国際送金」は手数料一律2,000円!

ゆうちょダイレクト国際送金

ちょっとびっくりの値上げですが、新サービスが開始になっていますのでご安心ください。

ゆうちょ銀行は、2018年1月からインターネット送金が可能になる「ゆうちょダイレクト国際送金」サービスを開始しています。

こちらは手数料が一律2,000円と、従来の窓口送金より500円値下げというサービスぶりです。
「なるべく窓口で国際送金しないでね~!」と強気だったのはこのサービスが開始されたからなんですね。

ゆうちょダイレクト国際送金の特徴

  • 24時間、パソコン・スマホから送金可能
  • 1回あたり手数料は一律2,000円
  • 送金目安は申込日+2~4日程度(土・日・休日等は含まず)
  • 仲介手数料等が無料の国もあり
  • 1回あたり邦貨換算額100万円未満(1日あたり200万円以下、1カ月あたり500万円以下)

手数料以外のメリットとしては、窓口に行かなくても送金できること、送金日数も早い、(窓口では4~6日)、仲介手数料が無料になる国がある、という点です。

国際送金では、中継銀行手数料や受取銀行手数料などの仲介手数料が、送金金額から引かれる場合があるのですが、「ゆうちょダイレクト国際送金」ではアースポート社(イギリスの送金事業者)との提携で、対象の国・地域あての送金は、仲介手数料、口座登記料等が無料になるそうです。

送金したい国の通貨が対象国かどうかはこちらをご覧くださいね。
>>仲介手数料等が無料となる対象国・地域を確認する

「ゆうちょダイレクト国際送金」を利用する際の前提条件

「ゆうちょダイレクト国際送金」を利用するには、以下の2点が必要です。

  • 「ゆうちょダイレクト」に登録している
  • マイナンバーを登録している

「ゆうちょダイレクト」とは、パソコン、スマートフォン、電話からゆうちょ銀行の口座にアクセスできるサービスです。窓口やATMが閉まっている夜間や土日でも取引ができます。

すでにインターネットでゆうちょ銀行の明細をチェックしたり、国内での送金ができている方は、すでにゆうちょダイレクトの利用者なので問題ありません。

まだ「ゆうちょダイレクト」を登録してない場合は、以下のWebサイトから申し込みするか、窓口にある書面に記入して申し込みをします。
>>ゆうちょダイレクト新規利用申し込みをする

さらに、ゆうちょダイレクト国際送金を利用する際には、取引時確認およびマイナンバーの登録が必要です。キャッシュカードや通帳等を持参して窓口で手続きします。

ゆうちょダイレクト国際送金について、分からない点や確認したいことがあれば以下で質問することができます。

ゆうちょダイレクトサポートデスク
0120-992-504
受付時間:平日 8:30~21:00
土日祝・年末年始 9:00~17:00

「トランスファーワイズ」と「ゆうちょダイレクト国際送金」を比較してみる

冒頭にも書いたように、私は主に海外送金にはTransferWise(トランスファーワイズ)を利用していますが、ゆうちょ銀行から直接送金する場合には、金額によってゆうちょダイレクト国際送金を利用してみようかと思っています。

トランスファーワイズは、リアルタイムで為替レートが反映され手数料がいくらかかるか明確にわかります。このシステムを利用して、金額を入力して実際どれだけの手数料がかかるのか確認するとよいでしょう。

トランスファーワイズ手数料

たとえば、現時点で日本からユーロ通貨で海外に送金する場合は、35万円で手数料が2,000円くらいになります。(赤枠参照)100万円であれば、手数料は5,000円を超えてしまいますが、ゆうちょダイレクト国際送金なら2,000円ですみます。

逆に言うと、ゆうちょダイレクト国際送金は一律2,000円ですので、35万円以下でも2,000円の手数料がかかるということになります。この場合はトランスファーワイズを選んだほうがよさそうですね。

TransferWise(トランスファーワイズ)の詳しい説明はこちらをご覧ください。
登録前でも金額の入力や手数料の確認ができますよ。

まとめ

ゆうちょ銀行もやっとインターネットを介した国際送金ができるようになりますね。

国を超えた送金ははじめてだとちょっと面倒くさいと思いがちですが、一度経験してしまえば必要なときにスムーズに送金ができるようになります。

送金日数もトランスファーワイズの場合は翌日、早いときには当日の時刻まで明示されるためとても安心感があります。さらにトランスファーワイズは、2018年3月より日本からの海外送金が従来より値下げされるなど、システム改良、顧客還元に余念がありません。

私はトランスファーワイズが一押しですが、今回のゆうちょ銀行の国際送金サービスも金額次第では利用する価値があると思います。

海外留学などで日本のご家族からゆうちょ窓口経由で海外送金を受けている方は、ご家族がご存知ない場合もありますので、まもなく窓口の料金が値上げされることを伝えてみてくださいね。

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