新学期も始まり、親も子も普段のリズムを取り戻してきたころでしょうか。
働くお母さんとしては、例年、夏休みの過ごし方に頭を悩ませますよね。

遊んでばかりいないか?
ダラダラ過ごしていないか?
宿題はちゃんとやったか?

宿題に至っては、早めに終わらせてしまう子、最後に焦ってまとめてやる子、様々です。

長いお休み、宿題がないと遊んでばかり…と心配する保護者もいるのかもしれませんが、私は「夏休みなんだから休めばいいんじゃない?」と思うほうです。

ですから春休みにも宿題がでたのには驚きでした。娘に「担任変わるよね?宿題誰に出すの?」と聞いたところ「新しい先生に提出するの」と。ぬかりないですね~。

現役校長が発信する「夏休みの宿題はいらない」

「夏休みの宿題はいらない」――――
現役校長の記事を目にして教師にもこんな発想をするひとがいるんだ、と思いました。

自由工作や読書感想文や日記などの「夏休みの宿題」が果たして現代において「意味があるのか」と考えないといけない時に来ていると思います。

学校側には、夏休みは長期休業中だから「生徒に何かをやらせないと…」という認識が根底にあります。保護者からも「課題がないとうちの子は勉強しない」と、宿題を出してほしいという要望が出る。長い休みの間、子供が家にずっといたら保護者も持て余しちゃうわけです。

仮に夏休みに読書感想文の宿題を出さなかったら、抗議を受けるかもしれません。そうすると、「形だけでも宿題をだしておこう…」と考える先生もでてくる。

引用元: 「夏休みの宿題はいらない」 公立小学校の現役校長が変えたい“昭和的な”教育
2017年8月31日付 ハフィントンポスト

うちの場合、子供は工作は好きなので積極的に取り組みますが、読書感想文はイヤイヤやらなければならない「仕事」のようになっています。

読書感想文がネットで売られたりしているらしいですね。
なんだか本末転倒。

読書感想文のほかにも本を10冊読む、15冊読む、という努力目標もあります。
ただし対象は学校の図書室の本と決められていました。
担任によっては制限しない先生もいましたが、図書館や家にたくさん良い本はありますよね。

まとめて15冊は借りれないらしく、結局夏休み中に本の交換に学校に行くことになるし、そのため先生のどなたかが常に学校に待機しています。

…こんな場面からも日本の労働環境を垣間見るよう。
先生、先生も休もうよ!?

東京都小金井市立前原小学校、松田孝校長の言葉は続きます。

結局、教員もいままでやってきた、日本が敗戦から復興して高度経済成長で大きく発展してきた時に実行されていた教育と同じパターンを繰り返していますよね。それをやれば、文句を言われない。

逆に、それをやめてしまうと文句を言われてしまうようだったら、「黙ってやっておこう」と思ってしまうでしょう。そのほうが楽ですからね。

もう、昭和の教育を繰り返している場合じゃない

親も教師も自分たちが受けた教育がそのまま再現されていることに安心している。
そうそう、これやったよ~。懐かしいね~。あなたもそんな年齢になったんだ。

親子で共有しながら話ができるのは素晴らしいことです。が、もう時代がどんどん変わって、子どもたちは新しく学ばなければいけないことが山ほどあります。

パソコンスキルはもうあたりまえ、それを土台としたモバイルデバイスを使った学習、情報検索やITリテラシーの習得、プログラミング、AIの活用。

単なる語学ではなく文化、考え方がちがう人たちとのコミュニケーションのとり方、問題解決能力、論理的思考、自分の考えを伝えるプレゼンテーション技術。相手のことを理解するための聴く力。

松田校長のいう、昔ながらの「昭和の教育」を反復している場合ではないと思うのです。

とはいえ、自分の子供時代にはなかったことが教育に入り込んでくると不安ですよね。
実際、学校ではスマートフォンの影響の話題がたびたび出てきますし、親はもう「全然わからない」「ついていけない」と匙を投げる姿もあります。スマホは持っていてもパソコンを触らない保護者もいるため、子どもの学習が未知の世界になっています。

しかしこれからAIが進歩するとともに、親子間のギャップは増えても減りはしません。

これからは「家庭でどう教育するか」がもっとも大切に

松田校長のように現在の学校の常識を「本当に必要なことだろうか?」と考える教師は多くはないでしょう。それでも実際にこうしてひとにぎりの教師が今の日本の教育を変えようとして問題提起していることは素晴らしいと私は思います。

単に宿題をなくすだけでなく、かわりに家庭での教育が必要になる、それは「宿題」ではなくて「体験」だと。

しかし共働き世帯が増える中、そんなに体験ばかりさせてあげられないのは現状。

海外ではよくあるサマーキャンプなどを利用するのも手ですが、お金が問題なら地域で主催するキャンプなどはコストを抑えることができるでしょう。最低運賃だけで山手線を回る、ということも提言されていました。

観察することは子どもに考える力を与えます。
娘は帰省のたびにモノレールや山手線に乗ると、「前の席のひとみーんなスマホ見てる」とか「あのおじさんDSやってる笑」とか「山がぜんぜんなーい!」とかもう発見だらけです。普段田舎で生活しているからでしょうが、違う環境を見せることはとても刺激になります。

工夫すればお金をかけずにすこしの時間で様々な体験をすることができますね。
娘の場合、田舎暮らしでお金をかけずにかけがえのない体験を経験させることができました。

思い込み気づくには「本当に意味がある?必要?」と問う

今までの学校教育をすぐに方向転換することは難しいでしょう。
国の方針や教育委員会、学校という組織のハード面はすぐに変わらないし、教師も保護者も「やるのがあたりまえ」と思い込んでいるソフト面はひとそれぞれなので一気に変わることはないからです。

だからこそ、これからは「教育は学校まかせ、塾任せ」ではなく、「各家庭が自分たちが考える教育」をしていくしかないのではないでしょうか?

時間がない、お金がない、わからない、といっていては何も始まりません。

「従来のよい成績」は果たして本当に良いことなのか
「時間がない」という前に時間の使い方を見直せないか
「教育にはお金がかかる」という固定観念を疑ってみる
「わからない」という前に自分で調べてみる

私たちは色々な思い込みで日々生きています。
日常生活はとくに何も考えずに普段なんとも思わずやっている行動だからこそ思い込みは自分で気づきません。

思い込みに気づくには、「今やっているこのことは本当に必要か?意味があるのか?」と日々の行動を見つめ直すことが第一歩です。

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