最近、なんだかいつも怒ってばかりいる。

子供は言うこときかないし、夫は仕事の言い訳ばかり。
私語が多い同僚、責任を押し付けてくる上司にも腹が立つ。
理不尽な暗いニュースは落ち込むしやりきれない怒りを感じる。
Facebookやインスタで友人の充実ライフにイラっときたり…。

「怒らない育児? 褒めて育てる?」
「仕事と育児、ワンオペで大変なのにきれいごと並べて子育てなんかできないよ!」

…気づいたら私はいつもイライラして怒ってばかりで悲しくなる。

こんなふうに辛い想いを抱えているおかあさんもいるかもしれません。
そして、寛大になれない自分にも嫌気がさしているかもしれません。

でも、はっきりしているのは自分の姿を別の視点でみていること
あなた自身をちゃんと客観視できているなら大丈夫。
変化しようとしている証拠です。

怒りやイライラの原因は?立ち止まって考えてみる

母親は子どもに、妻は夫に、なぜ一喜一憂するのか

子どもや夫の態度になぜ一喜一憂するのか

怒りの対象となっているものを漠然としてではなく書き出してみる。
一体自分は何に対してイライラしているのでしょうか?

例えば
・子どもが宿題をせずにゲームばかりしている
・兄弟がいつも喧嘩していて常に誰かが泣き叫んでいる
・夫は休みでも子どもの面倒より自分の趣味に没頭している
・姑が子どもたちに勝手にお金やモノを買い与えている

こうやって書き出していくと結構気が滅入ってくるかもしれません。
それでも怒りの原因を知るために書き出しましょう。

リストができたらひとつひとつ頭の主語にマーカーをつけてみてください。

その言動はだれが主語ですか?

「子どもが」「兄弟が」「夫は」「姑が」・・・

「私が」という自分が主語のものはいくつありましたか?
 

暗いニュースは見たくないと思いながらなぜ影響されるのか

ニュースやテレビの情報は私たちをどこへ導こうとしているのか

「最近暗いニュースが多いわよね・・・。」
なにか大きな出来事があるたびに私たちはこんな言葉を交わしますね。
では反対に「最近明るいニュースが多いわよね!」という会話聞いたことありますか?

田舎では、地元の保育園の芋ほりがニュースになったりしていますが
微笑ましいなぁ…と思うだけで、とりわけ誰かに言うほどのことではありません。

考えてみましょう。
ニュースは私たちが不快に思うもの避けたいもの叩きたいものを好んで取り上げます。
なぜなら視聴率というものがついて回っていますから。

「わー、大変!こんなふうになりたくないわー」
「信じられない!私の身にはふりかからないようにしないと」
「なにしてんの?こんなこと世間が許さないよ」

いじめられたら大変!病気になったら大変!たいへんタイヘン・・・
ママアイドルがまさかの浮気。会ったこともないけど最低!さいてーサイテー・・・

こういうものはあっという間に拡散する力をもっています。
自分で口にしたり、あるいは相手から持ちかけられたり、おそらく誰でも経験があるはず。
見たくない、聞きたくないといいながら伝えたくなる情報には何が隠されているでしょう?

最近不快になったり理不尽で怒りがこみ上げたニュースはありますか?

例えば
・遠くから引越してきた少年が学校でいじめられお金まで巻き上げられていた。
・PTA会長ともあろう人が子どもと同じ学校の女の子に手をかけた。
・テロ実行犯が何の罪もない市民に攻撃を加えた。

これも頭の主語にマーカーをつけてみてください。

その言動はだれが主語ですか?

「引越してきた少年が」「PTA会長ともあろう人が」「テロ実行犯が」・・・

「私が」という自分が主語のものはいくつありましたか?

SNSで見るリア充の友だちをなぜ羨ましく思うのか

友人に対する「羨ましい」の裏にある感情はなにか

SNSの普及で遠くの友人やしばらく会っていない友達の様子がよく見えるようになりました。
仕事が充実している様子、家族の幸せそうな写真、旅行先の素敵なスナップ。
わー♡いいなぁ… と思いながらどことなくモヤモヤしている自分がいたり。

はい。もう準備されているかもですが、いくつかピックアップしてみましょう。

例えば
・高校時代の友だちが素敵な家を新築しホームパーティを開いて楽しそう。
・幼馴染のみっちゃんがものすごいハンサムな彼と結婚式を挙げて幸せそう。
・昔の同僚が産休報告。大企業の育児休暇は2年もとれるなんて羨ましい。


さて、その言動はだれが主語でしたか?

「高校時代の友だちが」「幼馴染のみっちゃんが」「昔の同僚が」・・・

「私が」という自分が主語のものはいくつありましたか?


本当にあなたが困ること?「問題を切り分ける」スキルを持つ

さて結果はいかがでしたでしょう。
例文はあるある的なものでしたが、どれも「私以外の誰か」が主語でした。

こうしてみると、イライラ、モヤモヤ、怒りの対象は「他人」であることが多いです。
そのことにまず気づくこと。

子どもがゲームをしようが
夫が趣味に没頭しようが
友人がイケメンと結婚しようが

どれもあなたの問題ではありません
相手の行動や趣向であって他人が干渉するのは正直大きなお世話です。
そもそも他人を変えることはだれにもできません。

ここで大事なことは、あなた(私)がどう感じているか?です。

私は、小さいころに本当はゲームをしたかったけど親に禁止され辛かった。
私は、自分も自由な時間が欲しくて本当はもっと趣味を楽しみたい。
私は、化粧もおしゃれも努力していない今の自分が情けない。

他人のせいにしているけど、ほんとはあなたの問題が隠れていませんか?
本当の自分はわかっているけど見て見ぬふりしているからイライラするのかもしれません。

自分の問題を先送りせず正面から向き合う

視点を変えれば「あ、そうかも」と思えることも、負の感情に覆われているとなかなか気づけません。でもこうして冷静に考えてみると、実は自分の中で気になっていたことであることが多いのです。

その本質がまったく見えていないこともあれば、心の奥底ではわかっているけど見て見ぬふりをしていることもあります。怒りやイライラの感情は私が解決する事柄を気づかせてくれるシグナルと思えば、もっとよい方向に利用していくことができますね。

自分の問題であれば、具体的に動いて変えることができます。
ここで身に付けたいのは、他人の問題なのか、自分の問題なのか「問題を切り分ける力」。
それさえできれば、あとは改善するために計画して実行していけばいいのです。

怒りの正体がわかれば、怒りが現れる前に鎮めることが徐々にできるようになります。
でも、怒りが出てきてしまった時はいますぐ対処法を教えてほしいですよね。
そんなときに効果的な対処法も一緒に身に付けましょう。

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