先日、主体性について考えさせられたことを書きました。
主体性と同じように大切だと思うのが「決断力」「行動力」です。 一見、主体性と結びついていそうですが、実はだれもが「決断する力」「行動する力」をすでに持っています。
たとえば仕事をやめたり、海外に住むと言うと
「よく決断したね~」とか「すごく行動力あるね~」
と言われることもあるのですが、特別わたしに能力があるわけではありません。
もしあなたが今の状況を「変えたい!」と心から思っているなら
すでにあなたの中にある力で今すぐ変われますのでぜひ試してみてくださいね。
Contents
「現状を変えないほうがよいメリット」の存在
明日は何時に起きる
今朝はなにを食べる
今日はどんな服を着る
ひとは一日のうちに何万回も選択をしているそうです。
たしかに日々ささいな決断の繰り返しです。
でも自分とか人生などと抽象度が上がるといきなり
「自分を変えるなんてとてもとても無理!」
「人生を変えるなんてとんでもなく大変!」
とすぐあきらめてしまいがちです。
コーチングを受ける方はだいたい「変わりたいんです!」と言うのですが
(変わりたいからコーチングを受けてるってことですが)
心の奥深くでは「本当は変わりたくない」を選択しています。
結局、このままが安全で現状維持が安心という決断をしていることが多いです。
今の状況を変えたいとは思うけど、今は動くタイミングではないな。
だって、せっかく入った会社だしお給料もそこそこももらえるし。
だって、子どもが生まれたばかりだし今の最優先は育児だし。
だって、生活も楽なわけではないし自由に使えるお金なんてないし。
だって、大切な家族もいて自分だけやりたいことなんて言えないし。
・・・思いあたることありませんか?
って、これぜ~んぶわたしのことです!笑
でもよくよく考えてみると、すんごい決断をしてるって気づきますか?
わたしはぜったいに
変・わ・ら・な・い!
わたしはなにも行動を
お・こ・さ・な・い!
とものすごい強い意志で決めています。
強烈な決断力と行動力だと思いませんか?
こういう場合は、変わらないほうがよいメリットが存在します。
なにかが変わることを阻んでいます。
それを深堀していくと本当の気持ちが明確になってきます。
自分を変えるきっかけは「外」ではなく「内」
このように「決断する力」「行動する力」は誰でも持っています。
ただ方向性がちがうだけ。
やることを決断して行動するか、
やらないことを決断して行動するかだけです。
「なにかきっかけがあれば私は変われるのに!」
そう思ってるひともいるかもしれません。
でもそのキッカケってなんでしょう?
私を認めてくれる運命のひとが出てきたら(変われるのに)?
とつぜん幸運な仕事のオファーが来れば(変われるのに)?
誰かによって、どこからかキッカケがふってきて
人生の選択肢が与えられるかもしれない?
でも本当はたったひとりで
「私は変わると決めた」
と決断するだけでいいんです。
そして「今、私は変わった」と
過去形にして事実として認めればいいんです。
え!それだけ?簡単すぎる?
ごめんなさい。それだけです。
「変わらない」と決めている得体のしれないなにかを
特定するほうが時間がかかります。まずそちら優先で。
コーチングのクライアントさまで、
契約期間の短いあいだに環境が激変した方が数名いらっしゃいます。
希望する仕事のオファーをいただいた方も。
しかも皆さん契約1カ月目というめちゃめちゃ早い段階です。
あれ?幸運な仕事のオファーって外からのキッカケじゃないの?
いえ、順番が逆で
「自分で変わると決めた」→「仕事のオファーが来た」
内側を決めたら → 外側が変わったということです。
まずはあなたがだれかの指示や許しを必要とするのではなく、
自分の意志で変われることを自分に許可してくださいね。
やっぱり「変わるきかっけ」がほしい人へ
本当は、自分が変わることになにもキッカケなんていらないのですが
自作自演みたいでなんだか腑に落ちない~!というひともいるかもしれません。
そんな方はやはり何かしらの「キッカケ」が欲しいのだと思います。
もしそうなら
「これが私が変わるきっかけだった」
と決めるだけOKです。
今日偶然であったひとでも
今日見た心に残る風景でも
今日手にした本の一文でも。
「えー。だって本当は違うかもしれないじゃないですか?」
「思い込みだけで間違ってるかもしれないじゃないですか!」
それでいいんです。
だって、人生なんて勘違いの連続だから。
他人からみたら??のようなことでも
「これは運命だ!」と思い込み(という勘違い)でひとは十分しあわせになれます。
恋愛なんてそのさしたるものではないでしょうか。
「変われない」という思い込みでずっと現実が変わらなかったように
「これが変わるきっかけだ」という思い込みで現実が変わります。
思考は現実化する的な発想かもしれません。
でも変わらないことを【選択】して【行動】しないと決めてきたひとは
現状が変わらない現実を経験済みなので納得感があると思います。
変化は不安。現状維持が安心。はだれもが抱くこと
「決断力」も「行動力」も誰にでも最初から備わっています。
でも視点を変えるだけとはいえ
考え方の習慣を変えるってとっても大変なのもよくわかります。
変わるってものすごくエネルギー使うし不安だしこのままがいい…
良くも悪くもない平凡な人生だけど現状維持が一番安全…
そういうひとがたくさんいることも事実です。
そして、こう感じることはべつに悪いことでもなんでもないです。
新しいことを始めようとしたりや普段とは異なる状況には、ポジティブに受容できず苦手な人が多いんです。ただ、これは生物学的に非常に健全な反応です。脳は太古昔からその基本的な仕組みは変わっていません。よって、新しいものに対してネガティブな反応になるのは、生命にとって必要な反応です。恐怖も不安もストレスも我々にとってとても大切な脳の仕組みなのです。
脳科学から見た「やる気・モチベーション」と「ストレス」の関係性
脳科学からみても、人は新しいこと(=変化)が苦手で安心安全を最優先すると言われているし、だれでもかれでも今すぐに変化しなければいけないわけではありません。
まとめ
このまま現状維持が一番よいと思うひとは変化のタイミングではないだけで、
「本気で人生変えたい!」と思っているひとは今がそのタイミング。
変わりたいひとがすぐにできる一番シンプルな方法は
「私は変わることを決める」「今、私は変わった」と事実を認めるだけです。
想像以上の効果がありますのでぜひ取り入れてみてくださいね。
でもやっぱり背中を押してほしい~という方はどうぞご相談ください。
いつでも背中を押しますよ!
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