いつもポジティブに考えなきゃいけない!となかば脅迫観念のように思っているひとも多いと思います。いかにポジティブ思考になって夢を叶えるか、お金を引き寄せるか、という話もよく聞きますよね。

でも人間、いつもいつも前向きにはいられないよ~って思いませんか?
だってそんなに簡単にできるなら、みんな夢も叶ってるし、お金もどんどん引き寄せているはずですものね?実はその考えこそ大きな罠があることを以下の記事でお伝えしました。

マイナス感情やネガティブな気持ちは湧くのが自然

わたしたちは日々暮らすなかで色々な感情を感じています。
楽しかったり、嬉しかったり、誇らしかったり…

そんなプラスの感情だけで満たされていれば常にいい気分で過ごせますが、実際の日常はそんないいことばかりではないですよね。

朝起きてから、子どもの支度でイライラしたり、夫や姑との感情もあるかもしれません。
家を出れば電車が遅れていたり、道路が渋滞して遅刻しそう、飛び出しの車に苛立ったり。

こうして考えてみると、わたしたちは人間関係だけでなくまわりの環境や不可抗力なものにも忙しなく感情が動いていることに気づきます。

でもきっとこれが自然であたりまえの感情だと思うのです。

そんなときはみなさんはどのように感情を受け止めていますか?

ああ、イライラする!
ぜったい許せない!
またこんなことに
やっぱり運が悪い

こんなふうに負の感情が湧いてきたときに、誰かに愚痴を言う、タバコやお酒でイライラをごまかすという方もいるかもしれません。感情を外に吐き出したり、なにかにすり替えることで一瞬消えたように感じますものね。

でも、いくら自然な感情とはいえ
このような対処では根本は変わらないし、いつも同じ繰り返しです。

一番こわいのは「本当の感情」がわからなくなること

もし身近でいつも顔をあわせるような人間関係でネガティブな気持ちが湧いたらなら

「自分と他者の課題を切り離す」

この方法がとても有効です。
私たちは知らないうちに相手の課題にまで首をつっこんで勝手にイライラしていることがよくあるからです。詳しくはこちらを見てみてくださいね。

「それはわかるけど、冷静になるまでに負の感情が消えない」
「うまく気持ちを切り替えられない」という場合はどうしたらよいでしょうか?

それは、まずマイナスな気持ちを否定しないでそのまま受け止めることです。

「ネガティブはだめだめ!ポジティブに考えなきゃ!」といって、むりやり感情を切り替えようとしても人の気持ちはうまくいきません。

なによりそんな強制的な方法では、負のスパイラルに陥る可能性が高くなって危険です。

ポジティブとネガティブという極端に離れた現象だけでものごとを考えて、常にポジティブを良しとしてしまうと、そうでないときの自分を許すことができなくなってしまうからです。

その結果、なにがおこるかというと自分の感情がわからなくなってしまう

これこそ、ネガティブな気持ちを抱くよりもっともっと怖いことではないでしょうか。

素直に感情を受入れないということは、本当の自分に嘘をつくことになるからです。
自分に嘘をつき続けてしまうと、自分は本当は何が好きなのか、何を求めているのか、自分の軸がまったくわからなくなってしまいます。

ネガティブな気持ちはそのまま受取っても大丈夫

マイナスな気持ちを否定しないでそのまま受け止める

言葉では簡単かもしれませんが、実際にできるか少し不安な方もいるかもしれません。

ひとは負の感情を長くは感じたくないからこそ、愚痴をいったり、ストレス発散したり、とにかく早くこの状態を抜け出そうと自然と行動に移すことからみても、あまり長いこと浸っているのはよくないでしょう。

「落ち込んだ状態で戻ってこれなかったら・・・?」

たしかにその気持ちもわかります。
でも、負の感情を受け止めたうえで、気持ちを切り替えることができる方法があります。

それは、「思考と感情を切り離してしまうこと」

それだけです。

思考と感情を切り離すことで自然と気持ちは切り替えられる

思考と感情を切り離すことで自然と気持ちは切り替えられる

「思考」と「感情」を切り離すっていったいどうやって・・・?

朝の通勤のことで例をあげてみましょう。

「あれ、車が進まない。渋滞?? なんでこんなところで!今日は朝からミーティングだから遅刻できないのに・・・。今日は発表しなきゃいけないのにどうしよう。言いわけが通じるかな。いつもは空いているのになんで今日に限って。ああ、なんか最近運が悪い?そういえばこのあいだのタイミングも最悪だったし。なんだかなぁ。はあ、朝出るのが遅れたのは私のせいじゃないし。もう・・・」

こんなふうに頭でぐるぐる考えているのではないでしょうか?

この思考をいったん止めてみてくださいね。
渋滞のこともミーティングのこともとにかく全部。
目を閉じたほうが周りの状況が見えなくていいかもしれません。
そして、イライラする気持ちはまだ続いているだろうからそのまま受け取ってみる。

考えないのが難しいなら、「ああ今自分はイライラしてるなぁ」それだけでもいいです。
自分を客観視するようにその状態をただ受け止めてみる

そうすると、だんだん気持ちが落ち着いてくるはずです。

感情は往々にして思考から生み出されるので、頭でぐるぐる考えているうちは、感情も消えることはありません。それならば感情が生まれるもとを一時停止すれば解決できるはず

そして存分に感情を受け止めたあと、気持ちが落ち着いたら、一番よい状態を思い描いてみてください。この場合は車がスイスイ動いてミーティングで発表しているイメージでしょうか。

そうすると無理やりポジティブに切り替えようとしたときとはまったく違う自然な状態で心が穏やかになるのがわかります。

どうでしょう?
さっき言葉で考えていたよりも案外単純ではないでしょうか。

おそらく瞑想や座禅というのも雑念を払って、その場や呼吸に集中するものですので同じような効果があるかもしれませんね。

もちろんそのような時間をつくれるのは理想ではありますが、車の中でも電車の中でもどこでも日々の暮らしで実践できる方法ですのでぜひ試してしてみてくださいね!

キャンペーンやチャレンジ企画はメールマガジンご登録者優先でご案内しております。最新情報をお受け取りになりたいかたはこちらからご登録ください。
「ライフシフトデザイン通信」登録はこちら